ほいっぷ

Aromantic Asexual A-spec 一人の全ての人

そっちじゃないんだ

先日、『恋愛経験ゼロが三角関係に巻き込まれ・・・!?』みたいなタイトルのショート動画が流れてきまして(探しても見つからなかったのでうろ覚えなのですが)。

 

これを見た時、ある思い出が蘇ってきて思わず「お!私か?私のことなのか???」とだいぶ興奮しました。

 

学生時代、「誰かと付き合う」という現象が完全に他人事だった(今でもそう)私のもとに、突如「友達の恋人が私のことを好きになっちゃった、どうしよう」という相談が舞い込んできたことがありました。「あぁ〜 それは俗にいうサンカクカンケイというやつ......ちょっと興味が無」などとトロトロ考えてる間に相手の話はどんどん進み、気が付いたら終わっているという虚無の極みみたいな時間が何度か(問題が解決するまで)続いたことがありました。

 

だからタイトルを見た時、瞬時にその出来事を思い出して、反射的ににそっち方面の(つまりAroあるある的な)話を想像してしまったんですよね。そしたら

 

自分(恋愛経験ゼロ)三角関係の当事者になってしまう話」だったらしく。

 

 

 

 

 

あー、そうじゃないんだよなぁー

 

って思いました笑

 

違うじゃん。「巻き込まれる」ってのはそういうことじゃないじゃん笑

 

 

 

いや、ありますよ。Aroでも自分が三角関係の当事者になってしまうことはあるけど。

 

でも私が真っ先に想像するのは「取引先内部のゴタゴタにより納期が間に合わず苛立っている人が休憩時間中カフェにやってきて注文したコーヒーを怒りに任せてテーブルに勢いよく置いたら液体が跳ねてこっちに飛んできた」みたいな巻き込まれ方なんですよ(伝わり辛い上に的確でもない喩え)

 

てっきり、三角関係の当事者たちに翻弄される無関係なただの友達、みたいな内容だと思ったのに(多分そんな勘違いする人ほとんどいない)...........残念。

 

まぁそういう話は身内で楽しむ分にはいいけど、いざフィクションのネタに使われたら面白くないと思うので(うまくやってくれる気もしないし......)別にやらなくていいんですけどね。

 

学生時代のその思い出は、とはいえ私の中ではそんなに悪い思い出ではありません。相談とは名ばかりでアドバイスを求められるわけでもなく、ただ話を聞いていただけだったし(最後に「話を聞いてくれてありがとう」とお礼を言われたけどどういう意味だろう笑)、相談しても大丈夫と思ってもらえたのは普通に嬉しい。

 

多分誰にも言えなくて不安だったんでしょう。そこで関係性的に、ほどよく知っていて誰にも秘密を漏らさなそうな(間違ってはいない)私がいたものだから、ちょーどよかったんだと思います。

 

と、また嫌な言い方をしてしまいましたが笑、本当に嫌な思い出では全くありません。

 

そりゃ、話を聞いている間は、脳内で複数の『ちっちゃい自分』たちが

 

「三角関係だって」

「三角関係?」

「それデータベースにないよ」

「テレビでしか見たことなーい」

「アドバイスとか求められるのかな」

「なんて答える?」

「質問は質問で返せ!」

「それだけで切り抜けられるかなぁ」

「とにかく興味のなさそうな顔だけはしないで!!!!!」

 

と大変賑やかでしたが............一応話は聞いてましたよ。

 

 

 

......いや、本当だって。

 

 

 

 

 

ー終わりー